Might and Magic (マイト・アンド・マジック)というゲーム、ご存知だろうか。Wizardry (ウィザードリィ)や Ultima (ウルティマ)などと並んで世界3大RPGのひとつとして、実は古参のゲーム好きには有名なシリーズである。
ただ、WizardryとUltimaが後世に多大な影響を与えたことは疑いないのだが、それに比べてMight and Magicシリーズはその自由度と難易度の高さだけが独り歩きしていたようにも思える。「クリアするのに一年かかる」といった記述を雑誌で読むたびに、いつかはプレイしてみたいという伝説となって、いつの間にか世界3大RPGの一つになってしまっているというわけだ。
WizardryやUltimaならクリアしたことある人でも、Might and Magicを実際にクリアした人はどれくらいいたのだろうか。
国内版タイトル画面は今見ても格好良い。画面はPC88版。
ウィザードリィは、1(MSX2版)を中学生の頃に途中まで。2(ガラケーアプリ版)を途中まで。3と4は未体験(4はホントにやってみたいのだが…)。5(SFC版)はクリア。6と7も未体験。8は2005年にやたらハマってたが途中で戦闘時間が長くなりすぎで断念。いまだに「Wiz8PortEdit Wizardry8で顔グラフィックを変更」には検索エンジンから流入あり。Wizardry8をやってる人がまだいるのです。
ウルティマは、1から5までは未プレイ。6(SFC版)はクリア。7から9も未プレイ。ウルティマアンダーワールド(PS版)はほぼクリア。ウルティマオンラインは少しだけやってやめた。ウルティマは廉価版パッケージをすべて買い揃えた上にGOG版もすべて買うという寄付行為はばっちりだがプレイが追い付かない存在。Might and Magicをすべてクリアしたら、ウルティマをやることだろう。
そしてMight and Magicである。中学生の頃にMSX2版「Might and Magic 1」を途中までプレイ。だいたいワールドマップを半分くらい埋めたあたりで止めてしまった。バグで所持金が激増したのがきっかけ。敵との戦闘中、所持金を盗まれたときに条件によって激増することがあるのだ。それでもって、所持金を経験値に変えられる泉というのがあって、そこであっという間にレベルアップできてしまった。それでちょっともう、ついていけなくなったというか、とにかく飽きてしまった。
2003年頃だと思うが、今度はファミコン版「Might and Magic 1」を途中までプレイした。やっぱりワールドマップを半分くらい埋めたあたりで止めてしまった。ファミコン版は操作感覚など素晴らしくてプレイは快適だったが、PC版に比べて易しくなっている印象があった。あとマップも微妙に違うことに気づいた。このファミコン版をクリアしたとしても、あらためてPC版をクリアしないと自分を納得させられないんじゃないかと思ってしまったのだ。
参考までに、日本3大RPGを掲載。ハイドライドは1(PC-6001mkII版)と3(MSX2版)は終わらせた。2はPC88版で地下帝国に入るところまではプレイしたが、未クリア。
ザナドゥPC88版は本当に憧れのゲームだった。オリジナル版、移植版、アレンジ版、色々とリリースされているが、いまだにクリアしてない。
夢幻の心臓。1は恐ろしく描画が遅かった。未クリア。2(PC88版)は友人宅に通い詰めてレベル10くらいだかでクリアした記憶がある。3は未プレイ。日本3大RPGにはドラクエとかFFは入りません。
さて、このコンテンツでは Might and Magic をゆっくりゆっくりと解いていくことを目的としている。攻略と名付けているが、どちらかというとプレイ記録だ。攻略データなどについては既に充実した他サイトが存在する。プレイ日記というほど詳細でもないが、なるべくキャプチャ画像など掲載していければと思う。
Might and Magic シリーズの魅力は、そのラインナップの豊富さにあると思う。だからこそ挑みがいがあるのではないかと思う。
Might and Magic I Secret of the Inner Sanctum
記念すべき第1作。オリジナルはApple II版で1986年発売。移植先が多く、海外でDOS、Commodore 64、Macintosh、日本でPC88、PC98、MSX2、FM-77AV、X1、X68000といった具合。ファミコン版を学研が移植し1990年に発売。バランスが調整されグラフィックは書き換え、ストーリーも変更するなど挑戦的な移植。どうもこれが逆輸入で海外ローカライズされて1992年にNES版が発売されている模様。あとPCエンジン版が日本で発売。
※2004年 PC88版をプレイ開始
※2004年 PC88版をクリア
→ Might and Magic I 攻略#1
Might and Magic II Gates to Another World
1988年発売。前作と変わらない高い難易度を誇る。この第2作は、もっとも発売プラットフォームが多かったのではと思われる。海外ではApple II、DOS、Amiga、Commodore 64、Macintosh、日本ではPC88、PC98、MSX2、FM-77AV、X1、X68000で発売。海外版と日本版では画面構成やゲーム内容に異なるところが多々ある。家庭用機ではGenesis(海外でのメガドライブ)、SNESとスーパーファミコンで別々に発売(中身もまったく違う)されているのは不思議。スーパーファミコン版のアレンジ具合は賛否両論のようです。
※2005年 PC88版をプレイ開始
※2006年 PC88版を途中で断念、Amiga版をプレイ開始
※2007年 Amiga版をクリア
Might and Magic III Isles of Terra
1991年発売。グラフィックが大幅に向上。セーブロードが簡便になり、難易度が低下。DOS、Amiga、Mac、PC98、FM-Towns、メガCD、PCエンジン、SNESで発売。
※2007年 DOS版をプレイ開始
※2007年 DOS版をクリア
Might and Magic IV Clouds of Xeen
1992年発売。システムは前作から踏襲。当初は4とナンバリングされていなかった。DOS、PC98、FM-Townsで発売。5と組み合わせることでWorld of Xeenとなる。
Might and Magic V Darkside of Xeen
1993年発売。当初は5とナンバリングされていなかった。DOS、PC98、FM-Townsで発売。4のClouds of Xeenと同一のHDDにインストールすることで、合体してWorld of Xeenとなる。
Might and Magic IV+V World of Xeen
4と5の両方をインストールしておくとWorld of Xeenとしてプレイ可能となる。相互に世界を行き来できる。4の世界にある幾つかのダンジョンは5を攻略していないと入ることができない。また、World of Xeenだけのクエストとエンディングもあり。
※2007年 DOS版をプレイ開始
※2009年 DOS版をクリア
Might and Magic Sword of Xeen
VのMODとしてファンにより製作されたものを、NWCが発売。以後、1-5を収録したパッケージに同梱されることも。GOG版にも入っている。
Might and Magic VI The Mandate of Heaven
1998年発売。大幅にシステム変更。
※2009年 プレイ開始
※2020年 クリア
Might and Magic VII For Blood and Honor
1999年発売。
Might and Magic VIII Day of the Destroyer
2000年発売。PS2版もあり。
Might and Magic IX
2002年発売。
Might and Magic X Legacy
2013年に突然の発表。2014年発売を目指すとのこと。
公式Webサイト
Heroes of Might and Magic
ターンベースストラテジー。1から6まで発売されている。追加シナリオもたくさん出ており、ここまで手をつけるのは大変そうだが…やるのかもなあ。
Crusaders of Might and Magic
トゥームレイダーのような、サードパーソン視点のアクションRPGである。1999年発売。PS版もあり。
Dark Messiah of Might and Magic
2006年発売。Xbox360版もあり。Sourceエンジンを使ったFPSで、マルチプレイヤー要素もある。
Warriors of Might and Magic
2000年発売のアクションRPGで、PS2版、PS版、ゲームボーイカラー版の3種類が別々の内容で存在するようである。PS2版は「Shifters」という続編も作られた。
Legends of Might and Magic
2001年発売のオンライン専用ゲーム。Might and Magicの世界観をもとに、カウンターストライクのようなFPSアクションゲームとしたもの。現在もFacebookページが存在するなど根強いファンに支持されているようである。
2004年11月初出、2013年3月リライト