2009年の下半期に読んだ本と、上半期をあわせて一番面白かった本は。 いつも通り、対象となるのは7月-12月に読んだ本で、小説。 吉田修一「横道世之介」 吉田修一「キャンセルされた街の案内」 歌野晶午「密室殺人ゲーム2. […]
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密室殺人ゲーム2.0
歌野晶午「密室殺人ゲーム2.0」を読んだ。 これは「密室殺人ゲーム王手飛車取り」の続編である。この「飛車取り」のほうは、なんというタイトルだと思ったものの、内容としてはなかなかのもので、歌野晶午の技が冴え渡る感じでした。 […]
東京島
桐野夏生「東京島」を読んだ。 桐野夏生が「LOST」を作ったらこうなるっていう。 そんな世界観がばっちりです。暴力・SEX・コミュニティ・アイデンティティ・外国人。 なぜか無人島に流れ着いて、その後集団生活となる日本人た […]
殺気!
雫井脩介「殺気!」を読んだ。 おいおいおいおい。 大丈夫か雫井脩介。なんか少しも面白くなかった。 主人公は女子大生で、子供の頃の体験がもとになって人の殺気を感じることができるんだが、身の回りのできごととその能力がリンクし […]
横道世之介
吉田修一「横道世之介」を読んだ。 これは面白かった。 ぜひ人に薦めたい本。 横道世之介という主人公の19歳の大学一年の一年間を綴った作品だが、実にいい。 軽妙な文体だけど吉田修一ならではの雰囲気たっぷりの描写があって、連 […]