複製された男

「複製された男」を観た。

Enemy

面白かった。でもわけがわからなかった。という感想。
ジェイク・ギレンホール主演。メラニー・ロラン共演。監督は「プリズナーズ」でもジェイク・ギレンホールを主演に迎えたドゥニ・ヴィルヌーヴという人。おお、「プリズナーズ」も本作も2013年発表なのですか。ちょっと凄いんじゃないでしょうか。要注目だ。

ジェイク・ギレンホールは大学で教鞭をとっていて、家へ帰れば恋人のメラニー・ロランとせっせとやることやって、でもすべてが毎日同じで満たされない顔で満たされない気持ちで塞ぎ込んでいる。なんだそれは。
で、ある映画を観たら自分と同じ顔の男が端役出演していた。その男を調べると…という話。

侵略もののSFかと思ったが、どうやらそうでもないようだった。この映画では、蜘蛛という不気味なアイテムが重ねて登場してくる。なんかの心理アイテムのようだ。どうも理詰めではないようだな、という作品なのです。やや観ててイライラするところもある。一番のフラストレーションは、ジェイク・ギレンホールが自分と瓜二つの男に対して、非常に挙動不審であることだ。
たとえば、自分とほんとにそっくりな男がいて、普通の神経ならば、そいつと会ったときの心理としては「親に隠し子がいたのか?」とか「自分にも知らされていない存在の双子がいた?」とか、そういうことでしょう。まあ譲っても「よく似てるやつがいたもんだなあ」であろう。ところがジェイク・ギレンホールの反応というのが、「これはまずいことになった」という感じのものなのだ。それじゃ怪しすぎるでしょう。

あとタイトルの「複製された」も要らぬ想像を働かせると思う。具体的すぎる。実際に映像世界では、そこまで踏み込んでいきません。もしかしたら原作小説ではあらかた描かれているかもしれないですがね。映画のほうでは最低限の描写しかせず(そのくせ夜の生活に関しては緻密だったりする)、やや観客を置いてけぼりにする作品だ。最後もかなり唐突だし。

でも、面白かったですよ。ジェイク・ギレンホールは良い仕事をするなあ。瓜二つの男とはいえ、二人とも別人のように見えましたよ。メラニー・ロランもびっくり体当たりでした。
最後の唐突は凄かった。

 
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