「ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ」を観た。
何回か観てる。このWebに書いてないということは何年か観てなかったのだろう。
つくづくひどいタイトルだと思う。予告編なんかはサスペンス調で作られているし、全体的に迷走気味だ。
この映画は政界コメディの一つに入れていいのだと思う。あまり同じジャンルの似た映画はないが、コメディ…というか皮肉?ブラックユーモアといってもいいか。
大統領選挙が直前に控えてるときに、大統領が少女に性的ないたずらをしたとかでスキャンダルになりそうになって、フィクサーのロバート・デ・ニーロが呼ばれて、それで架空の戦争をでっちあげてそっちに気をそらそうとして。
ハリウッドのプロデューサーやってるダスティン・ホフマンに依頼して演出を凝らせて。国民はバカなので的な話にしてある。
大統領側の責任者でアン・ヘッシュ。途中でアルバニア民を演じる少女の役でキルスティン・ダンスト。あとサプライズ的に、ウディ・ハレルソン。
キャスティングの妙というのはあるんだが、どうも話が地味だ。なぜかブラックコメディって地味なんだなあ。オチまで面倒というかな…なんだろう。引っ張ってこの程度かねと。
1997年の作品。ロバート・デ・ニーロの低迷期でもあります。
1997年(第70回)アカデミー賞
主演男優賞ノミネート(ダスティン・ホフマン)
脚色賞ノミネート
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