ウィットネス・プロテクション 証人保護

「ウィットネス・プロテクション 証人保護」を観た。

前にも観たことある。トム・サイズモア主演の1999年作品。テレビ映画だったのですね。

共演にフォレスト・ウィテカー、メアリー・エリザベス・マストラントニオ。あと「ER」や「デクスター」で強烈なShawn Hatosyがトム・サイズモアの息子役で出演している。あとウィリアム・サドラー。いいキャスティングである。

時期的には「パーフェクト ストーム」とそう変わらないのだ。なるほど当時はメアリー・エリザベス・マストラントニオも佳作に出演が続いているのだな。

この邦題は「Witness Protection」を二回言っているようでよくわからない。そういえばアガサ・クリスティの「検察側の証人」(「情婦」で映画化)のタイトルは「The Witness for the Prosecution」である。だから何だというわけではないが。

ある家族が証人保護プログラム下に置かれた話。映画で証人保護プログラムの適用を受けたなんてシーンはやたら出てくるんだが、実際に証人保護プログラムで別人として暮らすためにどういうプロセスを踏んでいるのかということを描写する作品はほとんどない。
本作は、トム・サイズモア一家が証人保護プログラムのためにとある施設に一時的にやってきて、そこで別人としてこれからやっていくためのレクチャーを受けたりする。トム・サイズモア一家のアテンドをするのがフォレスト・ウィテカーだ。

証人保護プログラムと聞くと、知らない土地で別人として多少の不自由はあるものの税金で食わしてもらって…という印象がある。
でも実際はそうじゃないってことも描かれる。保護されたトム・サイズモアもそもそも裏街道を歩いていた男なわけで、組織から抹殺されそうになるので保身のために情報提供するわけだ。だからトム・サイズモアがまっとうな職に就けるかというと難しかったりする。なのでブルーワーカーから始めないといけない。それがプライド面で許せない。家族らも経済状況が変わるので贅沢できない。子供は大学をあきらめないといけない。
そういうわけで、家族内で揉める。相当揉める。これが本作のメインエピソードとなっているのだ。魂の再生をテーマとした作品のひとつに数えられる作品なのだと思う。揉めに揉めた家族も最後には絆を確認しあい、ひとつになっていくのだ…という最後。

テレビ映画ということもあってか、演出はやや古臭いところもある。しかし演者が良いです。最後のフォレスト・ウィテカーの場面はちょっと恥ずかしいところもあるが、映画はこれでいいのだというところもある。

お薦め。観たほうがいいと思います。

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