ロブスター

「ロブスター」を観た。

ヨルゴス・ランティモスという人の監督脚本によるもので、アカデミー賞にはノミネートされないがカンヌ映画祭のほうではパルム・ドールにノミネートされて審査員賞は受賞している。

同監督の前作が評判だったようで、そのせいか出演も豪華。
主演はコリン・ファレル。レイチェル・ワイズがヒロイン。他にジョン・C・ライリー、ベン・ウィショー、レア・セドゥ。

レイチェル・ワイズのヒロイン性って凄いんだなあと思う。ずっと一線だしずっとヒロインやるなあと。なんでしょう。受けがいいんでしょうなあ。

設定はかなり突飛である。

近未来が舞台で、独身者は郊外のホテルに強制的に連れてこられた。ここで45日以内に配偶者を見つけられないと、なんと動物へ姿を変えられてしまう。主人公コリン・ファレルは何になるのかあらかじめ宣言しておくのだが「ロブスター」と口走る。だからタイトルが「ロブスター」なのだと思う。なんだそれは…

で、無理やりに配偶者になりそうな人を見つけるもうまくいかず、ホテルから脱出して独身者がひっそりと暮らす森に逃げ込む。そこの人々にはリーダーであるレア・セドゥが恋愛禁止と決めて秩序が保たれていたが、コリン・ファレルは出会ったレイチェル・ワイズに惚れてしまい、レイチェル・ワイズも性欲の抑えがきかなくって悶々とする…という話。

ずいぶん突き抜けた設定である。少子化対策を突き詰めていくとこういう妄想になるんだろうか。よくわかりません。

とにかく強制的に伴侶を作るにはコミュ障ぽいコリン・ファレルが、自主的な性欲が絡んでくるとアニマル化するという、人間の本性を鋭くとらえるようでもある。かなり好意的に観て、だが。

独創的な映画には、コリン・ファレルやジョン・C・ライリーは最適なキャスティングに思えた。レア・セドゥはさっぱりわからなかった。レア・セドゥの魅力をちゃんと活かせよと思った。

関連記事

フォーン・ブース 「フォーン・ブース」を観た。 ずいぶん久しぶりに観た。前に観たのは2004年か。というかこの映画、2002年の作品なのでもう10年も前とい...
ミッドナイト・イン・パリ 「ミッドナイト・イン・パリ」を観た。 ウディ・アレン監督脚本。毎年毎年…量産型であるなあ。 パリでの不思議なタイムスリップもの。タイムス...
シモンの空 「シモンの空」を観た。 レア・セドゥと少年の姉弟が主演。というか少年のほうが主演。レア・セドゥは「マリー・アントワネットに別れをつげて」が...
25年目のキス 「25年目のキス」を観た。 久しぶりに観た。1999年の作品で、ドリュー・バリモアが主演のほか製作も兼ねている。典型的なラブコメ。ジョン・...
今宵、フィッツジェラルド劇場で 「今宵、フィッツジェラルド劇場で」を観た。 ロバート・アルトマン監督の遺作。 「ゴスフォード・パーク」は面白かった。俺って群像劇が好きなのかもし...
愛情は深い海の如く 「愛情は深い海の如く」を観た。 レイチェル・ワイズ主演。「マイティ・ソー」のロキことTom Hiddlestonも。二人の年齢差がありすぎ...