ハーフ・デイズ

「ハーフ・デイズ」を観た。

ジョゼフ・ゴードン=レヴィットと、Lynn Collinsが主演。ほぼこの男女がずっと出ている。

最初、二人は思わせぶりな会話をしばらく続け、いきなり別々の方向に走り出す。観てて何だ何だ?と思った。男女はそれぞれ別の物語に入っていく趣向なのだ。YellowとGreenの二つの話で、男女はそれぞれパラレルワールド的に話が進行するのだ。

Yellowの物語は、タクシーに置き忘れられた携帯電話を手に入れて、それを返してあげようと親切心好奇心で待ち合わせするも、殺し屋っぽいのに追いかけられる羽目になる。それで捨てようか迷うけれども、携帯の持ち主が大金をくれるという取引を持ちかけ、その誘惑にかられる…という話。
Greenの物語は、男女は女の家族の食事会か何かに合流し、迷い犬のポスターを作って貼ったり、でも実は女が妊娠しててこの男女はお互いにこれからどうしようと悩んでいるのであった…という話。

それぞれの話で、同じ男女が演じてて短いサイクルで交互に進行する。YellowとGreenがわかりやすくなるように、衣装から小道具から大小さまざま色調が統一されており、そこ「だけ」が感心ポイントだった。

何が問題って、この二つの話は最後にどうにかなるのかと思わせておいて、どうにもならないことですよ。普通、こういう趣向ならば、何かどんでん返しがあったり、実は叙述トリックだったり、何かやるでしょう。やらないんなら、何のためにこんな構成にしたんですかって話になる。「スライディング・ドア」ならともかく、ただ短編二つがパラレルに進んだだけですよこれでは。

Lynn Collinsが何かやってくれるかというと、そういうのも無いしなあ。
ちょっとこれはジャケットにしてやられた感がかなりあります。ジャケット観て「面白そう」と思う程度であれば、観ないほうがいいかもなあ…それか主演の二人が好きならば観ていいかも。

 

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