あるスキャンダルの覚え書き

あるスキャンダルの覚え書き

「あるスキャンダルの覚え書き」を観た。

予告編を観て「面白そうだなあ」と思った(最近はそんなのばっかりだが)。
実際に観てみると、そんなたいしたことない。

これは微妙な作品だった。
話がたいしたことないんだけど、演者は達者なので、評価が微妙…言ってしまえば、もったいないってことです。

 
ケイト・ブランシェットが美人女教師の役。ジュディ・デンチが厳格年配教師の役。
美人女教師が教え子との愛に燃えちゃって燃えちゃって、それがスキャンダルってことなんだが、そもそもジュディ・デンチが少し頭がおかしくてケイト・ブランシェットをストーキングしてて、歪んだ愛情がもつれてもつれて…という話。

どんな話なんだか。

 
ケイト・ブランシェットに同情できんのです。理解ある夫と子供がいながら教え子と燃えちゃって燃えちゃってなんですが、もうどうみたって「自業自得」な結末で…

ジュディ・デンチにも同情できないんです。そもそもサイコな役柄なんだし。お前がいるから話がややこしくなるんだ的な存在だが、そうでないとこの映画のストーリー自体成り立たないしねえ。

 
主要な二人に、ちっとも感情移入できない。
それでも二人は実に達者なのです。ずいぶんと惹きつけてくれる。

だから最初にも書いたが「もったいない」という映画になっている。
ほんと、もったいない。

2006年(第79回)アカデミー賞
脚色賞ノミネート