「愛する人」を観た。
ナオミ・ワッツ、アネット・ベニング、サミュエル・L・ジャクソン。他にもKerry Washington、Jimmy Smits(デクスターのミゲルこと)、デヴィッド・モース、エイミー・ブレナマンなども。キャストは多彩だし、監督はロドリゴ・ガルシア、製作はアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥということで、期待は高まる。でも2008年の作品だが日本では2011年になって公開、すぐにDVDリリース。
物語は3つの視点から並行して進んでいく。アネット・ベニングの母親介護と遅く来た春的な話。ナオミ・ワッツの妊娠の話。Kerry Washingtonの養子を得るための努力の話。アネット・ベニングが14歳のときに産んだ子が成人してナオミ・ワッツとなっている設定だが、この3つの物語は交わるんかいなと思いながら観てましたが、なるほどこうなるかと。
最後には実に深い感動といいますかね。静かな余韻が漂いましたね。映画を観たって気分にさせてくれた。
でもデヴィッド・モースはいったい何だったんだろう。エイミー・ブレナマンも。あのへんの「え、こんなところに出てくるのか?」というキャスティングが、若干邪魔な気がしないでもなかった。
でも力作でしたね。ナオミ・ワッツはベランダで攻めの姿勢を崩さないねえ。
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