容疑者、ホアキン・フェニックス

「容疑者、ホアキン・フェニックス」を観た。

いやーこれはつまらなかったねえ。
モキュメンタリーということだが、それすら成立してない感じだった。

ホアキン・フェニックスが突如俳優を引退して、ヒップホップをやると言い出した。それで業界は騒然とするのだが、実はこれは全世界を騙す壮大な数年がかりのドッキリだった!…というのが、DVDジャケット裏のうたい文句である。

実際はかなり違った。
突如引退してヒップホップへ転向するというのは本当なのだが、監督であるケイシー・アフレックの存在と、この引退騒動自体がフェイクではないのか?というのは早々にバレており、何も騙せていないのだ。

全編にわたり、ただ「うまくいかねーなー」と嗚咽をもらすホアキン・フェニックスが映るばかり。非常に汚い描写もあったり。それでグダグダのまま終わる。

このモキュメンタリーにより何の効果が得られたのかは、さっぱりだ。
ひとつ明らかなのは、何をしようとしたとしても、2008年から2010年にかけてのこの騒動により、ホアキン・フェニックスは映画に出ていない。実際のカムバックは実に2012年になってからなのだ。すなわち4年近く、しかも30代後半の時期に、何も映画出演しなかったのは大きな損失だと思う。本当にもったいないことだ。

これは観てはいけない。