シリアスマン

「シリアスマン」を観た。

A Serious Man

コーエン兄弟による2009年の作品で、アカデミー賞にもノミネートされているのだが未だDVD化されていない。
今回、Amazonプライムビデオのラインナップに「シリアスマン」を発見して目を疑ったが、すぐさまダウンロード視聴した。やるなAmazonプライム。

とあるユダヤ人教師が主人公。彼の周囲で細かい問題が続発し、ストレスが溜まっていく。
問題というのは実に細かいことで、例えば隣家が境界を越えて芝を刈ってしまうとか、妻が離婚したいと言い出したり、再婚予定の男が家を出てモーテルで暮らせと言ってきたり。
すべて主人公である彼を見下す故の言いがかりなのだ。普通はそこまで言わないのだろうが、彼の性格とかキャラクターが、周囲にそこまで言わせてしまうのだ。

基本的に主人公は振り回されっぱなしで話が進み、それでも彼は受け入れ我慢する。終盤、それまで伏線のように時々会話が出てきては進展しない終身在職権について、やや意味深な気になる発言が出る。あと彼の息子が通う学校にて竜巻警報が出て、息子は遠くから近づいてくる竜巻をただ見つめる。
というところで唐突に終わる。

この終わり方が、実に「何なんだ」的だった。意外にそれが良かったりする。
どうも聖書のヨブ記をもとにしているようだ。そのへんはどうにもわからない。

かなり面白かったかというと、それはなかった。だけど良質ではあった。コーエン兄弟ってあまり合わない印象があるが、これはずっと集中して観ていられたので良かったのだろう。

2009年(第82回)アカデミー賞
作品賞ノミネート
脚本賞ノミネート