ニキータ

「ニキータ」を観た。

Nikita

随分と久しぶりに観た気がする。リュック・ベンソン監督・脚本とアンヌ・パリロー主演によるこのオリジナル版は、テイストが暗めで鬱屈としており、たぶん一度しか観ていないと思う。かたやジョン・バダム監督とブリジット・フォンダによるハリウッドリメイクは華やか。こちらは何度か観てる。

最近ではテレビドラマ版もあったし、内容はそこそこ有名なのでは。とある犯罪者の女性が秘密工作員として鍛えられる。しかし葛藤を抱えたまま作戦を遂行し、知り合った恋人とはじめての安らぎを得て、ひたすら女性の心は揺れ動くのであった…というような話。

主人公であるニキータと指導教官的なチッキー・カリョの縮まる距離。でも成就しない恋。ニキータが出会った一般人ジャン=ユーグ・アングラードとの幸せな日々。そしてあるミッションで不手際があり掃除人ジャン・レノが送り込まれる。

全体で2時間ほどの尺ながら、ジャン=ユーグ・アングラードが登場するのは後半になってから。ジャン・レノに至っては最後の十数分しか出番がない。

今回観て、「アサシン」といくつか違うのだなと認識した。最初のホテルでのスタッフに変装したミッションでは、なんだ簡単じゃーんと安堵する主人公にホテルが爆発するというシーンが挿入されて厳しい現実を晒すわけだがオリジナルでは無い。

あと掃除人とのミッションについても、掃除人との戦闘がないのだね。

そして最後のシーン。「アサシン」ではチッキー・カリョにあたるガブリエル・バーンが「主人公が死んだ」と虚偽の報告をして主人公と恋人を解放するというわかりやすいエンディングだったが、それも無い。オリジナルではチッキー・カリョからもジャン=ユーグ・アングラードからも去っていったのだろうという終わり方。

本作から数年後、ジャン・レノは「レオン」で主役を張るが、本作の掃除人とはかなりイメージが違うものだった。
また、ハリウッドリメイクの「アサシン」での掃除人はハーヴェイ・カイテルが務めるが、その直後に「パルプ・フィクション」でも同様に掃除人をやっていた。