ゴッド・タウン 裁かれる街

「ゴッド・タウン 裁かれる街」を観た。

God's Pocket

主演は追悼フィリップ・シーモア・ホフマン。
共演にリチャード・ジェンキンス、ジョン・タトゥーロ、エディ・マーサン、そしてクリスティーナ・ヘンドリックス。

原題は「God’s Pocket」で、これは街の名前。だから邦題はもはや意味がわからない。曲者や役者が揃っていて、そこそこちゃんとした物語であるにも関わらず、フィリップ・シーモア・ホフマン(製作も兼ねており、本作公開直後に亡くなったらしい。何というタイミングだろう)の死というセンセーショナルなところだけ先行してしまったのだろうか。あまり良い評判を聞かない。

クリスティーナ・ヘンドリックスの連れ子が死ぬ。その葬式をあげるために奔走するフィリップ・シーモア・ホフマン。そもそも何で死んだかというと、その連れ子は日頃からナイフをちらつかせイキってるチンピラで黒人差別発言とかしてて周りは迷惑してた。で、朴訥な黒人労働者がチンピラをどついて死亡させてしまった。でも職場の人々は口裏あわせて事故だったことにしようと守る。でもクリスティーナ・ヘンドリックスは息子の死を嘆く。

実は色んなキラリと光るエピソードが続く内容なのです。フィリップ・シーモア・ホフマンの知り合いのジョン・タトゥーロの花屋では奥さんがめちゃくちゃ豪胆だったり、口裏あわせた工場長のオッサンがめちゃくちゃ強かったり、葬儀屋のエディ・マーサンはお金が無いとわかると遺体を外に放り出したり酒場では殴り合いの喧嘩はじめたりと、意味わからん!と思いながらも惹き込まれる演出がぽつぽつある。

でも不思議なもんで、全体的に暗くじめっとした底辺ばかり映ってる印象で、面白さまで弾けてなかったように思う。もったいないことだ。

しかしクリスティーナ・ヘンドリックスは極端な体型である。叶姉妹みたいだ。以前から首から上と首から下のバランスが取れてないと思ってるが、さらにそのバランス取れてなさが絶望的になってきたように思います。そんなクリスティーナ・ヘンドリックスに言い寄るリチャード・ジェンキンスのド変態ぷりもおかしかった。