「リリィ、はちみつ色の秘密」を観た。

ダコタ・ファニング主演。ほかにジェニファー・ハドソン、クィーン・ラティファなど。あとポール・ベタニーも。

舞台は1960年代で、黒人に対する差別がまだ根深い頃。ダコタ・ファニングは幼少期にとあるトラウマを抱えている。手伝いのジェニファー・ハドソンが黒人差別で暴行を受け、入院。それをダコタ・ファニングが助けて逃亡。逃げた先に養蜂場があり、そこはクィーン・ラティファが率いる別世界。

まずダコタ・ファニングがティーンエイジャーながら凄い主役然であることに驚くわけだ。子役からスタートしながら、今なおがっつり主役である。ジェニファー・ハドソンとかかなり脇役にまわしてがっつり主役なのが凄い。

それと、ポール・ベタニー扮する父親はわりとろくでなしな感じではあるものの、別に幼女虐待とかそういう話ではないし、あと黒人差別に関しても生々しい描写はあまりないのだ。そのへんよりも、養蜂場のユートピアっぷりが舞台。ここが黒人たちにとって心地よく暮らせているということと、そこでダコタ・ファニングを受け入れてくれていることにこの物語の不思議さがある。

最終的には魂の再生的な展開となるため、少しゆるい系の映画にも思えるが、全体的にはスティーブン・キングの普通小説のような、どことなく得たいの知れない日常、みたいに不思議な世界観であった。

しかしダコタ・ファニングおそるべしだな…いったいこれからの10年20年でどれだけの映画に出るのだろう。

 
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