マリー・アントワネットに別れをつげて

「マリー・アントワネットに別れをつげて」を観た。

Les adieux à la reine

マリー・アントワネットがフランス革命により逃亡する流れを淡々と綴ったもので、マリー・アントワネットはダイアン・クルーガーが演じるがこれは主役ではなく、レア・セドゥという人が召使で、この人が主役。

マリー・アントワネットはそんなに出番があるわけでもない。召使はなんやかんやと色々とやることがあり、また不穏な動きに噂話とそういったことに耳を傾けていればいつの間にか渦中に巻き込まれているという、よくわからないダラーっとした作品だ。

悲しいことにダイアン・クルーガーは少し老けたなあ…ということに気がつく映画でもある。それと対比して残酷な感じなのがレア・セドゥの佇まいだ。いったいあれは何なんだ。いや何なんだってこともないが、あのやり場のない感じというのはいったい…この顔なんだっけどこかで見たっけ…というくらい印象の薄い日本人ぽい顔をしていて、これまで「イングロリアス・バスターズ」「ミッドナイト・イン・パリ」「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」といった話題作に立て続けに出演しているのだが、それでも誰だっけ…という顔。しかし今回の強烈な佇まいで今後は忘れることがないだろう。

というくらい、それ以外でどこか見せ場があったか?というような感じ。ダイアン・クルーガーはいったい何だったんだろうなあ。
この映画、序盤が特に気になったのだが、あのカメラワークはどういうことなんだろう。あんなに寄ったり引いたりするか?いまどき。もうこれかなり古い映画を引っ張り出してきたのか?と疑ってしまったよ。監督はずいぶんお年寄りのようだが…