「ヒット・エンド・ラン」を観た。
原題は「Hit and Run」そのまま。邦題は「ヒットエンドラン」とか「ヒット・エンド・ランとか」「Hit & Run」とか揺れている。適当に扱いを受けている2012年の作品だ。
監督はDax Shepardという奴で、なおかつ主演。ヒロインはクリスティン・ベルだが、この二人は実生活でも恋人同士なのだという。しょうもなーーーい。
あと、ブラッドレイ・クーパーが何故か脇役で登場。
後からわかってくるのだが、主演の男は証人保護プログラム中で、そこに彼女と暮らしている。でも彼女が仕事でチャンスを掴んで、ロサンゼルスに行きたいということになる。悩むが、彼女のためだったら行くかーと二人の珍道中が始まるという作品だ。
全体的に非常に軽いつくりで、それでも頑張ってエンタメに仕立てようという気概が感じられた。疾走感はないし陰謀もないし、ただ追いかけっこと恋人たちの情事なわけで、壮絶なナルシストっぷりを見せつけられる苦行のような仕上がりである。何だったんだろという感想。
とにかく主演監督の男ですよ。これは誰なんだよという戸惑いが最後まで抜けなかったですね。クリスティン・ベルはとても良いんだけど、主演がなあ。
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