食あたり

いやーまたやってしまった。食あたりを。

昼間に弁当を食ったとき、卵焼きが何だか酸っぱいなあと思ったのだ。
でも「まあいいか」と思って全部食べてしまったのだった。今から思えばそういうときは、当たり前に食わないほうがよかったのだ。
その飯を食った時間が確か14時ころだったか。仕事でやることがたくさんあったりすると、腹が減らないのでそういう時間になる。

それで、22時くらいから腹に鈍痛を感じるようになった。
もうその時点で「やばいかなあ」と嫌な予感はしている。
家に帰って、本格的に痛み出した。1時ころ。
幸いというべきか、明日(つまり今日、月曜日だ)は休みなので、おさまるようであれば我慢するという点もあってこんな時間まで悩む。
しかし、前に大塚の時も深夜の時点で「無理だ」と判断した。今回も「無理だ」と判断。
前の大塚の時は近くに病院があったのでそこへ歩いて飛び込んだが、このへんで夜も受け付けてくれる病院なんてあるんだろうか。
相方が、自分で弁当を作った罪悪感からか、実にテキパキ電話を始めた。
青葉台駅の北側、「タチバナダイビョウイン」がそれらしい。そこまで歩いて行く気が、まず起こらない。
それに外は雨まで降り出した。

しょうがないのでタクシー会社に電話して来てもらう。
そして病院へ。日産のゴーン氏にそっくりの、おそろしいほど下ぶくれの医師がダルそうに出てくる。
卵焼きが悪かったのではないか、というようなことを説明。

「その他には食べてないんですか?」
「家に帰ってから食べましたけど、それは痛みが始まってからですから」
「なるほど・・・まあ、まずセオリー通りから言って、その卵焼きでしょうね」
「ですね」
「まあ薬を出しましょう」
「前にやった時は、注射してもらったんですけど」
「その段階じゃないでしょうね・・・例えば点滴をするとかっていうのは、水分が足んないってことですから」
「はあ」
「吐き気とか下痢とかがないなら、食事してもいいですしね」
「食べるのはいいんですか」
「油っこいものとか、おなかに負担かけないのなら。それで悪い菌が外に出ますから。薬でその悪い菌もおさえますし」
「水分も」
「水分とるってのは大事ですね」
「お酒は・・・?」
「だめです」
「ですよね」

帰りもタクシー。ああ・・・金が・・・
そのタクシーは電話したらすぐに来てくれた。のだが閑散とした病院内は受付のおじさんがやる気なくノロノロと精算している。
俺は早く帰りたいのだ。
何となくイライラしてきて、そばにあった車椅子に乗って、そのへんをグルグル回りはじめた。
「おー車椅子とは、これはよくできてるなあ」
そんなことを考えていたのだが、受付のおじさんは俺のそんな勝手なふるまいを許さず注意する、てなことを全くしないでノロノロ精算を続けていたので、つまんなくなってやめた。
精算して帰宅。

それにしても、薬ってのは恐ろしいもんで、飲んだらすぐに効き始めた。
教訓:やばいもんは食べるな
当たり前だ。

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