レ・ミゼラブル

「レ・ミゼラブル」を観た。

Les Misérables

いやー、うーん。どうなんでしょう。そんなに面白くなかったな。
リーアム・ニーソン版「レ・ミゼラブル」のほうが数段面白かったような。

こちらはミュージカルであちらはそうじゃないので、そのハンデはあるものの…(なんかミュージカルになるとハンデがついてる気がする)
出演者は豪華ですよ。ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・サイフリッド。ほかにヘレナ・ボナム=カーター、「ボラット」のSacha Baron Cohenも強烈だった。くどかったけど。

ヒュー・ジャックマンが更生するオープニング、市長におさまってアン・ハサウェイの死を看取る前半、隠れ住んでアマンダ・サイフリッドが自由奔放な後半、ということで物語そのままに、スペクタクル性を増し、キャストも豪華だし、これで失敗するわけないじゃないか!という布陣と構成なのである。実際、めちゃくちゃ期待して観た。

しかし。…なんでしょうこれは。話がわかってるからという問題ではなく、なんか出演者はやはりカタルシスっていうかなあ。なんか怒鳴るような感情吐露ばかりで、少しもバランスとれていない。物語性を犠牲にして個々のパッションだけ切り取った感じ。名場面集みたいな。
だから、映画を観たって気にならないんだね。150分くらいある予告編を観たような気分。正直、どこにも感情移入できない自分がいた。アマンダ・サイフリッドもほとんど出番ないしねえ。

ヒュー・ジャックマンもラッセル・クロウも悪くないんだが、何がいけないんだろうね。不思議だ。
これでアン・ハサウェイはついにアカデミー受賞。凄いなあ。

2012年(第85回)アカデミー賞
作品賞ノミネート
主演男優賞ノミネート(ヒュー・ジャックマン)
助演女優賞受賞(アン・ハサウェイ)