今宵、フィッツジェラルド劇場で

今宵、フィッツジェラルド劇場で

「今宵、フィッツジェラルド劇場で」を観た。

ロバート・アルトマン監督の遺作。
「ゴスフォード・パーク」は面白かった。俺って群像劇が好きなのかもしれない。

 
「今宵、フィッツジェラルド劇場で」は、ラジオの公開収録番組の模様を描いたもの。今宵が最後の収録となっていて、しかしあまり感傷的にならず物語はとんとんとんと進んでいく。

キャストが豪華だった。メリル・ストリープ、リリー・トムリン、リンジー・ローハン、ケヴィン・クライン、ウディ・ハレルソン、トミー・リー・ジョーンズ、ヴァージニア・マドセン、ジョン・C・ライリー。どんだけ出てくるんだってくらい出てくる。

 
役者陣は非常に達者なのである。トラブルが起こっても動揺せず対処していったり、ペラペラ喋ったりと観ていて気持ちがいい。
(ケヴィン・クラインの独白という演出はいらないと思ったけど)

 
俺は面白いと思ったのです。
でも、人を選ぶと思う。群像劇って…ストーリーなんてほとんど無いようなもんだからなあ。

 
最後、収録が終わりになって舞台袖にどんどん人が消えていくけど最終回という重みはあまりなく、達観した感じで「おつかれー」と去っていく雰囲気が粋だった。
この作品が奇しくも遺作となったロバート・アルトマン監督。

まさに遺作にふさわしいと感じた。
引き続きこういうアンサンブルが観られなくなるのは非常に残念なことだ。