ジェシカが駆け抜けた七年間について

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歌野晶午「ジェシカが駆け抜けた七年間について」を読んだ。

一気に読んでしまった。ということは、面白かったのだろう。
最後のほうまでどのように転がっていってどのように結末がつくのかわからなかった。残りページが薄くなってきて「どうするつもりだろう」と思っていると、「おや?」という記述があり、ラストに行く前にこれまでを読み返して「あーなるほどね」と思いながらラストを読んだ。

うーんそう来ますか。
ほんと読者を騙そうとする作家ですね。たいしたもんです。

途中の関係ないっぽいエピソードも、全体通すと繋がってる。これは「安達ヶ原の鬼密室」にもあったな。こういう手法の作家は、ほかにいるんだろうか。

まだ読んだことない人は多いだろう。まずは「葉桜の季節に君を想うということ」から読んでみるといいです。絶対に映像化できない作品。

ミステリのルールとかを良い意味で裏切るので、なんか次々に読みたくなる作家だ。
あと読んでないのはどれくらいあるんだろうか。

 

ジェシカが駆け抜けた七年間について
ジェシカが駆け抜けた七年間について 歌野 晶午

原書房 2004-02-06
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