世界にひとつのプレイブック

世界にひとつのプレイブック

「世界にひとつのプレイブック」を観た。

Silver Linings Playbook

言わずとしれたアカデミー作品賞ノミネート作品だ。俳優部門でノミネート総なめにして、なんとジェニファー・ローレンスが主演女優賞を受賞。授賞式階段でコケたところをヒュー・ジャックマンが駆け寄る男前な姿が全世界に放映された。

ブラッドレイ・クーパー、ジェニファー・ローレンス、ロバート・デ・ニーロ、クリス・タッカーなど。
妻が浮気して精神的に参ってしまって職も失って病院に入ってたブレッドレイ・クーパーが、実家で何とか再起しようと懸命になる話。近所のやはり精神的に少し参っていたジェニファー・ローレンスと一緒にダンスの練習を始める。父親はギャンブルビジネスをものにしようとしていて、とある賭けがきっかけで皆はいっせいに追い詰められてしまうのだが…という話だ。

全体的には、やや落ち着かない暗い層に対して明るい光をあてようとした感じもあり、「リトル・ミス・サンシャイン」系であるといえる。どいつもこいつも主張が強いので、ブラッドレイ・クーパーが普通に見えてくるくらい。キャストは達者で、とくにジェニファー・ローレンスは魅力たっぷりだ。ブレがないわりに不安定な情緒も感じさせて、ホントにこういう人が近くにいたら大変だろうなという感じだった。

しかしこの邦題は何だろうということだ。「世界にひとつ」は何だか有名な邦楽をイメージするが、プレイブックとは何ぞやということだ。まったく意味がわからない。原題は「Silver Linings Playbook」なんだが、そこに引きずられてプレイブックをそのまま持ってきても何だかわからないというもんだ。

Silver Liningsとは、英語のことわざ「Every cloud has a silver lining」から来ている。どんな雲にも光が差し込む部分があるってことで、希望を捨てないってことだ。プレイブックとはアメフトの作戦図のことであり、この映画のなかでギャンブルの対象になるスポーツを想像させる。希望を捨てないための作戦図とは結局、主人公たちの再生ドラマを意味するので、これはこれで良いタイトルではないかと思う。なぜこれをそのまま邦題に引きずるかということだ。

プレイブック ではなあ。…何がなんだか。

2012年(第85回)アカデミー賞
作品賞ノミネート
主演男優賞ノミネート(ブラッドレイ・クーパー)
主演女優賞受賞(ジェニファー・ローレンス)
助演男優賞ノミネート(ロバート・デ・ニーロ)
助演女優賞ノミネート(ジャッキー・ウィーヴァー)
監督賞ノミネート(デヴィッド・O・ラッセル)
脚色賞ノミネート

 
世界にひとつのプレイブック DVDコレクターズ・エディション(2枚組)

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