「NOEL ノエル」を観た。
Noelとはクリスマスのことらしい。
ポール・ウォーカー、ペネロペ・クルス、スーザン・サランドン、アラン・アーキン、そしてロビン・ウィリアムズ。
チャズ・パルミンテリの監督作で少し出演も。チャズ・パルミンテリって「ブロンクス物語」の原作となった一人芝居というイメージが強いが、意外に監督や脚本のキャリアはほとんどあれから無いのだ。
クリスマスを舞台にしたいくつかの物語が並行で進むような群像劇。設定としてはガチガチに堅い。スーザン・サランドンがこれまた寂しげで気丈で、まるで浪花節な壮年女性を演じる。ポール・ウォーカーとアラン・アーキンの物語はどことなくミステリアスで、そこに華を添えるペネロペ・クルスがこれまた全盛期のスペインの星なのである。
わりと旬な時期のキャストをしっかり揃えて、設定はかなり堅い。映像は若干古臭さを感じるものの、映画ってこういうもんだろうという味わいを残していた。
手堅いんだが、なんだか冒険してない感じ。かなり控えめな作品ではある。
でもチャズ・パルミンテリってこういう映画を撮るんだねーという感想と、やっぱりスーザン・サランドンって凄いねえというのを知ることができたので収穫であろう。あとペネロペ・クルスが素晴らしいスペインの星なのである。
ノエル [DVD]
デヴィッド・ハバード
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