アドルフの画集

アドルフの画集

「アドルフの画集」を観た。

Max

原題は「Max」で、これはジョン・キューザック演じる男の名前だ。これだと何だかわからないので邦題は「アドルフの画集」となっております。アドルフとはヒトラーのことである。
どこまでがフィクションなのかわからないが、第一次世界大戦の直後から第二次世界大戦にむかうまでの狭間を描く。復員兵のヒトラーがやがてナチスの重要人物へなっていく過程。しかし彼は画家志望だった…という話。

ジョン・キューザックはユダヤ人で画商。ヒトラー青年の絵をみていまいちと批判。傷ついたヒトラー青年だが、以後、政治活動に傾倒していきながらも時々ジョン・キューザックと絡み、絵で食っていくのか政治に行くのかぼんやり悩む。最終的にはジョン・キューザックも太鼓判の絵描きになりつつあることで本人も絵で食っていこうと決めたが、しかし…という結末。

ヒトラーを演じるノア・テイラーは数多くの作品で脇役をつとめる人物。本作は2002年で、同時期に「トゥームレイダー」「バニラ・スカイ」「スリーピング・ディクショナリー」などがある。順調だが目立たない男。しかし本作ではけっこう主役であり、この人のキャリアとしては頂点なのかもしれない。

かたやヒロインだか何だか微妙な役柄でリーリー・ソビエスキーも出演している。「グラスハウス」の翌年だというのにこの端役っぷりは何だろう。

面白かったかというと、微妙かもしれない。題材も面白みがないし、何より登場人物たちに魅力がないストーリーだった。これ観るくらいなら、手塚治虫の「アドルフに告ぐ」を読んだほうがいいと思います。

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