切羽へ

井上荒野「切羽へ」を読んだ。

直木賞受賞作。
恥ずかしながら、この作家は知らなかったのです。読み方(いのうえ・あれの)すら、わからなかった。

直木賞受賞ということで、読んでみた。
ある島の、人妻と、そこへやってきた男の、なんかありそうでなさそうな微妙な関係。
もうちょいで一線越えそうな感じが、ずっと続く。焦らす展開。

そいで最後まで一線越えない。たぶん。
結末は少し思わせぶりだが…

微妙だ。
読んでる途中から「うーん、微妙だなあ」という、なんていうんでしょう、どこかで読んだような話と文体で、肉迫する感じっていうか、作者の気合が感じられない。
何をしたいんだという。

ちっちゃなエピソードの積み重ねなんだが、ひとつひとつが薄いかなあ。
そんなに面白くなかった。

他の作品も読んでみないと判断できないけど…
(伊坂幸太郎も、最初に読んだのが「グラスホッパー」だったものですから)