「彼女はパートタイムトラベラー」を観た。
すごい邦題である。しかもアルバトロス配給だ。超危険。そもそもこの邦題、パートタイムのトラベラーなのかタイムトラベラーなのか紛らわしい。タイムトラベルものかと思いきやそうじゃありませんという表現にもなりそうだ。超危険。
とある出版社でネタ出し会議にて、ある新聞広告が話題となる。そこには一緒に過去に行ってくれる人を望むというクラシファイド広告だった。主人公の女性はそのネタに興味があり、その広告主を探し出そうとするのだが…という話。
結局はタイムトラベルもの。というか、タイムトラベルをするまで。機械を完成させるべく男が一生懸命やってて、取材であることを隠して接近した女性はだんだんと男に惹かれていく。それで何だかよくわからない組織が男を追いかけていて、二人のタイムトラベルを応援する編集者たち。追いつめられてタイムトラベルに至る男女。ハッピーエンド。ハッピーエンドなんだよな?
ゆるーい雰囲気の作り方で、かなーりの低予算ぷりを感じた。ただ世の評判は高いようである。実際のタイムトラベルについてはおまけみたいなもので、あくまで満たされない何だかなの日常を少しずつ前進させる話。
低予算であってもこういうの作れますという映画なのだろう。
ただし、もうちょい登場人物に魅力があればなーという気がした。主役の男(Mark Duplass)も女(Aubrey Plaza)も、なんか目に輝きがないというかね…何をしたいんだろうという気迫が伝わりにくい微妙な感じだったのです。何でだろうなあアルバトロスだからかなあ。いやそういうこともないか。
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