「ヤング≒アダルト」を観た。
シャーリーズ・セロン、パトリック・ウィルソン。シャーリーズ・セロンは作家。だが実際はティーン向け小説のゴーストライター(ということだが、本の表紙裏にクレジットされているということなので、ゴーストライターってわけでもないのか?一応は執筆者としてクレジットされるような人か)。ヤングアダルトものってよくわからないが、おそらくTL=ティーンズラブみたいなもんでしょうか。
それで最近は仕事も順調でなくなっていて、30代後半になってきてなんかパッとしない。
それで思わず古巣の地元に帰ってきた。きっかけは元彼(が、パトリック・ウィルソン)が赤ちゃん誕生の写真を送ってきたこと。普通、元彼女に赤ちゃんの写真を送るか?
なんでかシャーリーズ・セロンは、これはサインだ、これはパトリック・ウィルソンは実は私とよりを戻したいのサインなのだーと勘違いし、パトリック・ウィルソンのところへ飛んできたというわけだ。
でもパトリック・ウィルソンはそんな気は微塵もなくて、奥さんが逆にシャーリーズ・セロンの痛さに気を使うくらいで。実は映画の見所は、シャーリーズ・セロンの体当たり気味でもなく、パトリック・ウィルソンの純朴でもなく、そのまわりの人々の細やかな機微だったりする。そのへんは実に雰囲気よく出来上がっていた。渋い脇役たちに助けられてる映画だと思った。
最初、ヤングアダルトっていうタイトルだから、なんか中年にさしかかっても大人になりきれないみたいな話なんかなーと思ってた。ちょっと違ってた。
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