「逃走車」を観た。
主演はPaul Walkerで、製作も兼ねている。どうにも車でかっとばすイメージが根付いているところを払拭しようとしたのかどうか、本作もテーマは車である。逃走車。なるほどね。さすがにレンタカーではタイトルになりませんかね。
この作品、宣伝でもやたら言われているが、全編車中からの視点という描かれ方となっている。前知識ない状態で観てる(いつものことだ)ので、それは途中から気づく。「おお、この映画ってずーっと車の中だけでやるっぽいね」
登場人物たちが車から出ていったとしても、車のなかにカメラが居続けるわけだ。空港で借りたレンタカーが手違いでおまけに銃が入ってたり後部に人が縛られていたりと、なんじゃこりゃという設定から始まり、思いっきり巻き込まれ型の逃走劇というわけ。
話としてはよくある感じだが、この車中からの視点オンリーで行くというところでかなり斬新な造りになっている。よくもまあうまく作るねーと感心させられる。
一番最後にカメラは車の外に出てしまうのだけどね…なんであそこ出ちゃったんだろうなあ。あのまま車中で終わったほうが良かったように思った。
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