25年目のキス

「25年目のキス」を観た。

久しぶりに観た。1999年の作品で、ドリュー・バリモアが主演のほか製作も兼ねている。典型的なラブコメ。ジョン・C・ライリー、マイケル・ヴァルタンらが出演。

ドリュー・バリモアは新聞社でコピーライターの仕事をしているが、本当は記者志望。会議の成り行きでひょんなことから記者としてのミッションを得たが、高校に潜入して扇状的な記事を作れというものだった。25歳でこれまでイケてない人生を送ってきたドリュー・バリモアが高校生に扮して高校に潜入し、友達を作ったりして何となく楽しげな高校生活を送るが…という話。

邦題およびジャケット写真から受ける印象としては、ドリュー・バリモアは都会で働くが恋にはやや臆病で、でも奮起して自分磨きすると男が寄ってきて、色々あったけど本当の恋人を見つけた、といった話かなと予想してしまう。でも25歳のややポッチャリな女性が高校に潜入するという話はかなり変化球だ。外角高め。いや野球のことは良くわからないんだが、とにかく「えっそんな話なの」というのと「えっドリュー・バリモアは自分磨きしないの」というのに驚かされる。

ドリュー・バリモアは公開当時は24歳で、子役あがりでトップスターだ。20代前半ながら2,500万ドルの製作費の映画をプロデュースするのだ。体型だけでなく貫禄もじゅうぶんなのである。

そして本作は、実はその後に活躍するスターが無名時代に出演している作品でもある。

リーリー・ソビエスキーはドリュー・バリモアの最初の友人になる高校生役で出演。ほかの脇役の中でもやや特別扱いだ。既に当時「シャンヌのパリ、そしてアメリカ」「ディープ・インパクト」「アイズ ワイド シャット」に出演している。公開当時は16歳。

ジェシカ・アルバはドリュー・バリモアを馬鹿にするリア充グループの一員として出てくる。出番はそれなりにあるがセリフは少ない。公開当時は18歳で、同年に「アイドル・ハンズ」があり、少しずつ知名度をあげていく前の段階か。

オクタヴィア・スペンサーはドリュー・バリモアが勤める新聞社の同僚としてチラチラ出てくる。本当に脇役という感じ。数年後の「スパイダーマン」でも一瞬しか出てこないし、下積みが超長い。しかし本作から12年後に「ヘルプ心がつなぐストーリー」でいきなりアカデミー助演女優賞受賞なのだ。わからないものだ。

ジェームズ・フランコも出演している。本作が映画デビューのようで、公開当時は21歳だ。ドリュー・バリモアを馬鹿にするリア充グループの一員としてセリフもほんの少しあるが多くの場面では画面から見切れるほどのポジションで、まったく印象に残らない。「あれっ今のジェームズ・フランコじゃないか?」というレベル。ここから成り上がっていくのか。凄いもんだ。

しかし今回ドリュー・バリモアの相手を務めるマイケル・ヴァルタンの人生はいったい何なのだろう。本作のあとに「エイリアス」でジェニファー・ガーナーの恋人を演じてブレイクしたのに、その後がまったく続かない。ブラッドレイ・クーパーとえらく違う。まあフィルモグラフィーを確認するとテレビ出演はコンスタントに続けているので、単に俺が観てないだけって話なのだろうが。

わりと面白いラブコメです。お薦め。でももう一回観るかなあ、どうだろう。

関連記事

ミルク 「ミルク」を観た。 アメリカの実在の人物、ゲイであることを告白して、市政委員に立候補してそのへんの人権を訴えた人。この人が支持されて、殺されるまで...
アウェイク 「アウェイク」を観た。 以前観たことあって、もうその時とほぼ感想は一緒。 主役はヘイデン・クリステンセンなんですがそれはどうでもいいんで...
ジェシカ・アルバの”しあわせの方程式”... 「ジェシカ・アルバの"しあわせの方程式"」を観た。 なんちゅう邦題だろう。原題は「An Invisible Sign」で、原作はエイミー・...
シン・シティ 「シン・シティ」を観た。 うーん微妙。 もともと「面白いんかなあ…」という気持ちで借りた。すでに後ろ向きである。 ロバート・ロドリゲスと相...
冒険してもいいコロ! 「冒険してもいいコロ!」を観た。 どこかで予告編を観て、あ面白そうと思った。リーリー・ソビエスキー主演。リーリー・ソビエスキーといえば、な...
告発のとき 「告発のとき」を観た。 観るのは2回目。前に観たのは5年前か。ポール・ハギス監督脚本作。 前に観たときとほぼ感想同じかなあ。キャスト...