「ステイ」を観た。
ユアン・マクレガーとナオミ・ワッツ。キャッチコピーが「まだ、覗いていたい。」…なんかアレだよなあ。
しかしながら、熟年コンビのいかがわしい系ではなく、普通の映画だった。
普通の映画とはいえ、凝った構成だったと思う。
面白かったかと言われれば微妙だけど。
ユアン・マクレガーの前に青年が現れて、彼は自殺の予告をして姿を消す。
なんか放っとけなくなってユアン・マクレガーが青年探しを始める。で、現実が崩壊していき…といった流れ。
観終わればわかるが、ラストで人称が変化するのだ。それまでの主人公がそうでなくなって。
ここに少し混乱させられるけれども、それもラストの構成上仕方のないことかもしれない。
死に行く人の、走馬灯というか凄まじい勢いのフラッシュバックというか。
夢オチとも言うが、それがメインネタになっており、好き嫌いわかれるところかもしれない。
ラスト近くになるにしたがって絵が綺麗になっていくし、そこらへんは好きだけど…やはりメインネタに行くまでが長すぎると思った。あんな淡々とやられたら辛い。それと同じような格好した人ばかり出てきたり、なんか夢オチっぽいなあと推測できてしまうところも良くない。
ナオミ・ワッツは相変わらず綺麗だと思いますが、ナオミ・ワッツである必然性がなかったなあ。