折原一「異人たちの館」を読んだ。
凝りに凝ったトリックを仕掛ける作者らしい…という評判を読んで、はじめて挑んでみた。
確かに凝りに凝っていた。
いろんなひっくり返しがある。
しかしそれが楽しいとか快感かっていうと、そうでもなかった。
なんか昔の作品っていうかなあ、古い感じがする。
まずトリックありきで、それだけで勝負って雰囲気なんですな。
ラーメン屋でガンコ親父の店で、味は良いんだけどそれに自信があるから、内装は汚く照明も薄暗くって…というこだわりの店。
でもね、そういう店はもう行きたくねえんだな。やっぱり薄暗いのは嫌なんだよなあ。綺麗にしろよって思うのだ。普通に人間なんだからさ、ちゃんとしろよってな。
ケンタッキーが好まれるかそうでないかは置いといて、俺はケンタッキーがかなり好きなのですね。
あと何十年かしても、ケンタッキーは相変わらず美味しくて、ブランドはきっちりしててマニュアルもきっちりしてて、栄えてると思うのだが、俺はそういう普遍的なところに憧れるな。
まあなんのことやらよくわからんが、あと少しは読んでみようと思う。
とりあえず代表作らしいのを、図書館に予約入れました。