それでも、愛してる

それでも、愛してる

「それでも、愛してる」を観た。

The Beaver

ジョディ・フォスター監督作あと出演。主演はメル・ギブソン。共演にジェニファー・ローレンス、アントン・イェルチン。
メル・ギブソンが会社に勤めてたが鬱になって、家族がそれを支える映画で感動系のドラマなんかなと思ってた。少し違った。なんかミステリーの要素もあると思った。

メル・ギブソンは鬱に悩む玩具メーカーの社長。奥さんのジョディ・フォスターや息子のアントン・イェルチンは支えなきゃいけないのはわかってるが現実を避けてメル・ギブソンを疎ましく思う。限界がきてメル・ギブソンは家を出ていき、酒をガンガン飲んで自殺をはかる。が、腕にくっつけたビーバーの腹話術人形が話し出して…という話。

ビーバーがメル・ギブソンを通して話すことで周囲とうまくコミュニケーションがとれ、家族もこれが治療の一環なのだと信じてしまう。玩具メーカーの社員一同も、社長は鬱だったがビーバーつけたらえらく切れ者になるし商品はヒットするしでテンションがあがる。

しかし観客だけは、ぜんぜん良くなってないしこれはヤバいんじゃ…と思わされる。メル・ギブソンは別人格に乗っ取られているように見える。
最後はそんな人格に決別するべくメル・ギブソンは行動を起こす。家族は彼のもとへ帰ってくる。
そういえばアントン・イェルチンのガールフレンドにジェニファー・ローレンスが出演。すでに売れているがこういう脇役に出るのも構わないのだろう。

The-Beaver-b

しかしこの「それでも、愛してる」を観たのは初めてなんだけどアントン・イェルチンは相変わらず達者だなあと思ったものだが、なんと鑑賞の数時間後にアントン・イェルチンが自動車事故で死亡したというニュースが飛び込んでくるのである。

びっくり。
いずれアカデミー賞は獲るだろうと思った若手最有力だったのだが…

Anton-Yelchin

アントン・イェルチンはリブート版「スター・トレック」でメジャーになったのだろうが、もっと幼い頃から半端ない演技力だった。「ER」にて初めて観たときに、なんだこの少年はと思ったものだ。その後ポンポンとメジャー作品に登場し「チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室」「スター・トレック」「ターミネーター4」「今日、キミに会えたら」という具合に、大作から個性的な作品まで印象的な演技を残す。
自動車事故というのは自宅で車に挟まれて死亡したとのことで詳細は謎のままだ。まだ27歳。とても惜しまれる死である。追悼。

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