「チョコレート」を観た。
ビリー・ボブ・ソーントンとハル・ベリー。ソーントンの息子にヒース・レジャー。
有名作ですよね。俺は実は初めて観た。なんかだいたい想像はついててハル・ベリーの半端ない体当たりなんだろうなと思っていた。でもそういう情念とか愛欲の話っていうのもね…みたいなよくわからない理由で、今まで食わず嫌い。
ビリー・ボブ・ソーントンとヒース・レジャーは親子で刑務所の看守をやってる。死刑囚に情が移ってしまい、だんだん参っていくヒース・レジャー。やがて…
その死刑囚の妻だったのがハル・ベリー。
二人は、満たされない同士で出会い、そしてまあそういう展開になる。
お互いに素性をよく知らないっていうのが一つのポイントだ。
そして最後にハル・ベリーは驚愕するのだが、そこであえて平静をよそおって現状を維持しようとするのがまた、それっぽい。実にありそうで絶妙なラインを演じていると思った。
だから、そういう微妙な微妙な心の動きなんかを実にうまーくやっているわけで、半端ない体当たりばかりではないのだ。勝手に擁護してるが。
なんといっても、これでアフリカ系で初の主演受賞ですからねえ、ハル・ベリー。
ヒース・レジャーってバル・キルマーに随分似てると思った。追悼。
2001年(第74回)アカデミー賞
主演女優賞受賞(ハル・ベリー)
脚本賞ノミネート
チョコレート [DVD]
ミロ・アディカ
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