日曜日たち

日曜日たち

吉田修一「日曜日たち」を読んだ。

面白かった。読んでよかった。
連作短編。なんてことない日常が綴られてなんてことなく話は進行する。軽いんだが、読ませる。

冒頭の「日曜日のエレベーター」と最後の「日曜日たち」が特によかった。
毎回、謎の兄弟が登場するのだけどそれが実に謎で、そっちも気になって最後に「微妙に良かったなあ」という結末を迎えている。なんで微妙かって、はっきりと書かれてないから。でも、おそらく幸福になったんだろうと想像させてくれて、そういう読者に想像させる余地を残しているのが実に良かった。

たいしたもんだ。

なんかどんどん読みたい本が増えるな。

 

日曜日たち
吉田 修一

東京湾景 イン・ザ・プール パレード 最後の息子 熱帯魚
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