日曜日たち

日曜日たち

吉田修一「日曜日たち」を読んだ。

面白かった。読んでよかった。
連作短編。なんてことない日常が綴られてなんてことなく話は進行する。軽いんだが、読ませる。

冒頭の「日曜日のエレベーター」と最後の「日曜日たち」が特によかった。
毎回、謎の兄弟が登場するのだけどそれが実に謎で、そっちも気になって最後に「微妙に良かったなあ」という結末を迎えている。なんで微妙かって、はっきりと書かれてないから。でも、おそらく幸福になったんだろうと想像させてくれて、そういう読者に想像させる余地を残しているのが実に良かった。

たいしたもんだ。

なんかどんどん読みたい本が増えるな。

 

日曜日たち
吉田 修一

東京湾景 イン・ザ・プール パレード 最後の息子 熱帯魚
by G-Tools

関連記事

愚行録 貫井徳郎「愚行録」を読んだ。 子供二人を含む一家惨殺事件があって、その事件の要因とかが少しずつ明らかになっていく。インタビュー形式の構成。 嫌い...
誰でもない男の裁判 A.H.Z.カー「誰でもない男の裁判」を読んだ。 面白かった。世界初の短編集らしい。エラリー・クイーン・ミステリマガジン入選作などがおさめられてい...
ガール 奥田英朗「ガール」を読んだ。 ずいぶん図書館の予約で待たされた。やっと読めた。 楽しみにしていたし、あっという間に読んでしまい少し悲しいくらいだ...
I’m sorry, mama 桐野夏生「I'm sorry, mama」を読んだ。 なかなか面白かった。 最後のほうめちゃくちゃだったけど。 置屋に生まれて、誰が親だか...
容疑者Xの献身 「容疑者Xの献身」を観た。 邦画を観るのって何年ぶりなんだろう。 この前、テレビでこの作品を上映していて、ついついちょいちょい見てしまい...
最悪 奥田英朗「最悪」を読んだ。 力作だと思った。すげー面白い、というほどではないけど続きが気になってどんどん読んでしまった。時間が許せばワン・シッティ...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です