日曜日たち

日曜日たち

吉田修一「日曜日たち」を読んだ。

面白かった。読んでよかった。
連作短編。なんてことない日常が綴られてなんてことなく話は進行する。軽いんだが、読ませる。

冒頭の「日曜日のエレベーター」と最後の「日曜日たち」が特によかった。
毎回、謎の兄弟が登場するのだけどそれが実に謎で、そっちも気になって最後に「微妙に良かったなあ」という結末を迎えている。なんで微妙かって、はっきりと書かれてないから。でも、おそらく幸福になったんだろうと想像させてくれて、そういう読者に想像させる余地を残しているのが実に良かった。

たいしたもんだ。

なんかどんどん読みたい本が増えるな。

 

日曜日たち
吉田 修一

東京湾景 イン・ザ・プール パレード 最後の息子 熱帯魚
by G-Tools

関連記事

プリズム 貫井徳郎「プリズム」を読んだ。 好きか嫌いか、はっきりわかれると思う。 そういう作品であることは間違いない。 俺は、こういうのはありだと思...
2006年下半期の読んだ本と、2006年全体のベストをやってみる... 2006年下半期の読んだ本と、2006年全体のベストをやってみる。 上半期もやったし。 前回と同様に、対象となるのは「7月から12月でこのページに書...
スタバではグランデを買え! 価格と生活の経済学... 「スタバではグランデを買え! 価格と生活の経済学」を読んだ。 身近なテーマで、経済をやさしく教えてくれる。 面白かった。 文章が平易でよい...
7月24日通り 吉田修一「7月24日通り」を読んだ。 さらっと読める中編。 ガール・ミーツ・ボーイ・ミーツ・ガールみたいな感じで、まあ錯綜するラブ・ストーリーだ...
2008年下半期に読んだ本と、2008年のベスト... 2008年の下半期に読んだ本と、上半期をあわせて一番面白かった本は。 いつも通り、対象となるのは7月-12月に読んだ本で、小説。 石持浅海「ガーディアン...
容疑者Xの献身 「容疑者Xの献身」を観た。 邦画を観るのって何年ぶりなんだろう。 この前、テレビでこの作品を上映していて、ついついちょいちょい見てしまい...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です