石持浅海「アイルランドの薔薇」を読んだ。
なかなか。すげー面白いとまで行かないが、そこそこ。
石持浅海のアベレージというか、水準がだいぶわかってきた気がする。
これは…昔で言えば西村京太郎レベルだろうか。
なんか待ちに待った新作をむさぼり読むというより、大阪から東京に新幹線に乗って帰るときにビール片手に読むような。
そういう、「あーこういうときに読む本でもあれば…」というときに似合う、本だ。
本作は、アイルランドの歴史背景とかも知ることができて、ちょっとお得な内容でもあった。
大仕掛けもあり。
おすすめではないが、読んでもいいかも。