「わらの犬」を観た。
リメイクということである。ダスティン・ホフマン主演のオリジナル版は未見。
ジェームズ・マースデン、ケイト・ボスワース、そしてジェームズ・ウッズ。他に凶暴な男たち。
ま、ストレスたまる映画なのだ。都会っ子のジェームズ・マースデンは脚本家で、田舎から出てきて女優になったケイト・ボスワースと結婚して田舎に脚本書きのためにやってきた。そしたらその田舎はめちゃくちゃ閉鎖的というか暴力的で、ジェームズ・マースデンが最後は爆発する…なんだこれは。
非常に閉鎖的なコミュニティというのは、物語性を持たせるのにじゅうぶんだし、よく使われる。
しかし保守的なのと粗暴なのは違う。こんな無秩序な舞台があるかいなと思う。こんなところでチクチクやられたら誰だって怒るじゃないかとか。あと最後のは完全に正当防衛じゃないかとか。
そもそもケイト・ボスワースに何も同情できないなあ。あんな格好はないだろうと。
むしろジェームズ・マースデンはとにかく可哀相という話だよ。
全体的には「ドッグヴィル」みたいな感じでもあり、これは最後の爆発にスッキリしたら負けなのだろう。
(だとすれば、どうしてそんなストレスたまる映画を見させるんだよっていう話なんだが)
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