訂正印

社用で郵便局へ行く。

書類を提出すると、窓口の男(不健康な顔色)は書類を示して「あ、ここに代表者の名前を書かれてるのであれば、代表者の本人確認できるものを・・・」と言う。俺は書類を裏返して表記例を示し、「だってここに便宜上代表者名を入れる場合は名前のみ記載せよって書いてあるじゃないか」と言う。すると不健康そうな顔色の男は、「まあ便宜上っていうのは利用の問題であって書類では、必要でして・・・」とかよくわからないことを言う。「じゃあ消しておきますか」と男は言うので同意すると、その不健康そうな顔色の男は、さっさと二重線を引いた。そしておもむろに「えー登記簿謄本はお持ちですか?」と言う。俺は戸惑い、そんなのが必要なの?と食い下がるが駄目。やむなく郵便局を出て、渋谷へ向かい法務局へ向かう。そこで登記簿謄本をとり、また郵便局へ戻る。今度窓口で対応したのは別の男(脂ぎった顔)であった。不健康そうな顔色の男はその脂ぎった顔の男の隣に座っている。俺は、「登記簿謄本も持ってきました」と言い、書類を渡す。すると脂ぎった顔の男は、二重線で消した箇所をさして「ここに訂正印を押してもらえますか?」と言い出した。なんだそれは!俺は「印鑑て誰の印です?俺のですか」と聞く。脂ぎった顔の男「いえ、この書類に押印してあるもので・・・」俺は「持ってきてないですよ」脂ぎった顔の男は「じゃあ申し訳ありませんが印鑑持参で来ていただけますか?」と言い出した。かなり腹がたって、「なんだよそれは。だいたい、この二重線を引いたのは彼だよ!?訂正印を押すんなら、こいつが押せばいいだろう!!」と、不健康そうな顔色の男を指さして強い口調で言ってしまった。脂ぎった顔の男は、不健康そうな顔色の男と密談を始めた。「・・・訂正印・・・別に・・・」「え?・・・大丈・・・ほんとに」結果的に、訂正印はいらず、そのまま書類受理となった。郵便局を出ると湿気をふくんだ空気がいくぶん涼しい風となって気持良く流れていた。

今日はエッセイ調に。

ったくよおお。さっさと民営化されて、リストラされろ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です