クラッシュ

クラッシュ

「クラッシュ」を観た。

Crash

なんと前回観たのは6年前である。三回目の鑑賞。

ポール・ハギス脚本監督で実に優れたアンサンブル映画。出演はドン・チードル、マット・ディロン、ライアン・フィリップ、ブレンダン・フレイザー、サンドラ・ブロック、ウィリアム・フィクナー、テレンス・ハワード、タンディ・ニュートン、マイケル・ペーニャ、そして「ソウ3」で華々しく散るバハー・スーメク。

まあ観たことない人は、なんの先入観もなく観るべしの映画だ。観たことある人も再度観てみることをお薦めする。かつて2004年に作られたこの映画は、2001年テロ以来燻り続ける人種への激しい差別ががっつりぶつかった作品であり、当時の世相がいかにとんでもないかと体現してくれる作品だ。

主な対立構造は白人vs黒人だが、どちらかというと黒人による自滅的な差別意識が根底にあると思う。テレンス・ハワードやドン・チードルなど社会的にそれなりの地位にいて仕事をしているキャラクターも登場し、なぜに差別意識がうまれるのか、いかにボタンの掛け違いで悲劇が起こる確率が高まるかといったところに焦点があたる。

クラッシュ

テレンス・ハワードは実に不思議な役者だ。最初っからハイソサエティな黒人像を背負っている。この人は基本的にインテリ層を演じることが多く、そして未だにブレイクしきれない。

クラッシュ

ただ、とにかくこの映画のハイライトは「透明のマント」である。
このエピソードは凄いね本当に。マイケル・ペーニャは数多くの映画やドラマで朴訥なマイノリティを演じる傾向にあるが、この作品ではアカデミー賞ものじゃないかというくらい出番が目立っている。
映画ってホントに凄いなと感じさせてくれるエピソード。思えば、この作品を観たからこそ映画にはまったのかもしれないなと、今回あらためて感じた。いやはやマイケル・ペーニャ凄いよ。

2005年(第78回)アカデミー賞
作品賞受賞
助演男優賞ノミネート(マット・ディロン)
監督賞ノミネート(ポール・ハギス)
脚本賞受賞

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