「イベント・ホライゾン」を観た。
監督は「バイオハザード」のポール・W・S・アンダーソンだ。
サム・ニールとかローレンス・フィッシュバーンとか。
過去に消息を絶っていたイベント・ホライゾン号に向かうクルーたち。ということで、ハードSFです。ビームがピュンピュン飛ぶようなアクションじゃない。謎がありつつ宇宙環境での生存が問われるような。でも何かがいる的な。
どうもこういうジャンルはわりと好みである。正直、「何か」の存在でうまくいった映画ってピンとこないのも確かなのだが(そういう要素はなくたっていいくらいだ)…。どっちかというと、宇宙服をつけずに放り出された人を救出するとか、そういうところに映画的要素があるのだと思う。謎の生命体とか謎の意思とか謎の精神とかねえ…
この映画、途中までは雰囲気がたっぷりで、謎だらけで、それはそれでいい感じなのだ。だけど後半はサム・ニールの豹変というかマッド・サイエンティスト的なところとサム・ニールってスーパーマンなのかよというくらいの神出鬼没加減。SFが一気にホラーになってしまい、ちょっとそのへんは残念なところ。
血のプールみたいなところにドボーンとか、もうSF関係ないしなあ。
でもこういうSFのジャンル、わりと好きだなあ。宇宙という閉鎖的な空間で、自分たちが乗ってきた安全な宇宙船から謎の宇宙船に移動して、そこに何かがいるっていう要素。
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