松本清張全集7

松本清張全集7

松本清張全集7「別冊黒い画集/ミステリーの系譜」を読んだ。

どちらも連作短編。全体的にはまあまあ。そんなに面白いのは無かった。

「別冊黒い画集」のほうは、
・事故
・熱い空気
・形
・陸行水行
・寝敷き
・断線

「熱い空気」「形」はなかなか。「熱い空気」は、家政婦が少しずつお屋敷を狂わせていって、突拍子もなく終わる話。「形」は、高速道路建設にごねて、疑いをかけさせておいてのひっくり返し。よくこんなの考え付くもんだ。

昭和38年1月から昭和39年4月まで、週刊文春にて連載。解説によれば「獄衣のない女囚」という作品は、「著者自身があまり評価をしなかった」ということらしく未収録。…それはそれで読んでみたいが。

「ミステリーの系譜」は、
・闇に駆ける猟銃
・肉鍋を食う女
・二人の真犯人

どれもいまいち読み辛かった。ドキュメンタリの雰囲気なんだが、それはどうも読むのはしんどかった。好きじゃないだけだと思う。

昭和42年8月から昭和43年4月、週刊読売にて連載。
週刊って…すごいなあ。

「闇に駆ける猟銃」は、昭和13年に岡山県で起こった世界的にも例をみない短時間大量殺人事件「津山事件」を取り扱ったもの。一人の男が、一時間半の間に30人を殺した事件があったのです。知ってますか津山事件。

もうちょい読みやすかったら良かったんだが…
しかしそれにしても、どれもこれも俺の生まれるかなり前の作品なのか。おそろしいことだ。

次はどれを読むかな…全集5は「砂の器」なんですが、これは最後までとっとこうかなという気持ちなんですね。現時点ではかなり筋を覚えているし新鮮味もないので。

 

津山三十人殺し―日本犯罪史上空前の惨劇
筑波 昭

ミステリーの系譜 連続殺人鬼大久保清の犯罪 「ひかりごけ」事件―難破船長食人犯罪の真相 元刑務官が明かす死刑のすべて 「八つ墓村」は実在する
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