デクスター第3シーズンを観終わった。
いや…とても面白かったね。序盤は散漫な印象だったが、中盤からミゲルがクローズアップされてきてガッツリ面白くなってきた。終盤は「ミゲル!」と心の中で叫ぶことも多かった。主人公のデクスターの影がどーんと薄くなっていた。あとハリーがうるさすぎ。
ミゲルの存在感が凄かった。連続で観ると、どうしてもキャラクターがブレブレになっているのは気になった(善人だったり実は悪人だったり機嫌よかったりあの人と繋がってたりと、脚本の方向がコロコロ変わるとキャラクターもコロコロ変わらざるをえない)が、それはよくあることだ。最初あんな脇役っぽかったミゲルが、気が付いたらデクスターとどっぷり付き合って、お前仕事してんのかよとツッコミを入れながら観られる、実によい展開でした。
そうだな、なんか「なんじゃそれはー」とツッコミを入れられるドラマは、いいドラマだってことだな。
しゃくれはアントンとずっぽし一直線だったし、ベッカムみたいな奴は意外とシーズン通して生き残ったし、バティスタは影が薄くなったが恋人とのエピソードは何だったんだろうとか、ラゲルタはいないに等しいとか(でも終盤で重要な役回りだった)、マシオカは邪魔だなあとか。
色々と面白かったですよ。まあ第3シーズンから観る人はいないだろうが。
つくづく、ミゲルは可哀そうだなあ。第2シーズンのドークスと同じ悲哀さがあった。展開や人気によっては次シーズンもあったでしょうが…
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