「ハンナ」を観た。
タイトルロールであるハンナ役はSaoirse Ronan、他にエリック・バナ、ケイト・ブランシェットなど。
主演のSaoirse Ronanは、「つぐない」でアカデミー助演女優賞ノミネート、「ラブリーボーン」でさらに注目された人だ。おそらく大売出し中なのだろう。
なんか「ニキータ」みたいな感じなのだろうなという予想。だいたいあってる。殺人マシーンを予想させるオープニングと旅立ち。
ハンナが国家の陰謀に立ち向かうってノリだが、まあケイト・ブランシェットが単身で国家の悪の部分をしょってる感じだろうか。エリック・バナも序盤では目立つものの、そんなに出番は多くない。あくまで主役はハンナ。
ところが、中盤くらいからハンナの殺人マシーンっぷりよりは、むしろ文明に触れて、やはり少女の心に人間の温かみが…みたいな、交流の話とかになっていく。映画を観てる側の期待感としては、もっともっとハンナの殺人マシーンっぷりを観てみたいのだが。そういう映画じゃなかったのか。まあ…そうだよね。ハンナにそうそう殺人させるのもどうかってことになったのだろうね。そうかそうか…
というような、どことなく違和感があるままラストに突入するといった具合だった。最後のほうはたぶん丸く収まったのだろう。ハンナには幸せになってもらいたいものだ。とか。
面白かったかもだが、よくわかんなかったなあ。殺人マシーンじゃなかったのかよとか。どうもエンターテインメントに毒されてるのかもしれない。または、アクション映画ですよって感じのジャケット写真がよくなかったのかもしれないが。
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