ブラック・レイン

ブラック・レイン

「ブラック・レイン」を観た。

Black Rain

何度も観たことある作品。「ブラック・レイン」って日本人にとっては特別な作品だと思うのです。松田優作の遺作でもあるし、日本人が大挙して出演してる。
この作品って、ハリウッドではどう捉えられているのでしょうね。リドリー・スコット監督でマイケル・ダグラス主演であるのを考えれば、あまり評価高くないのではと思う。評価が高ければ自然と名作リストに入りますからね。

観たことある人も多いだろう。
日本人側からは、高倉健、松田優作、若山富三郎といったメイン級出演者以外にも、ガッツ石松、安岡力也、島木譲二、小野みゆきといった脇役が出演。さらに内田裕也、國村準など超脇役で出演。ほぼ日本が舞台で、撮影は日本でないところも多かったようだが、何とかメインどころはネイティブの日本人キャストで埋めているのだ。
よくある変てこな日本像が映り込むことがまったく無いとは言わないが、まあまあ少ないほう。共演のアンディ・ガルシアと高倉健がレイ・チャールズの歌を歌うところなんて良いシーンだった。
そのあとアンディ・ガルシアは可哀想だったけど。

この作品、個人的にはそんなに嫌いでもないが、えらく面白いということもない。おそらく日本じゃなく中国が舞台で、アメリカの刑事と中国の刑事が協力して中国マフィアと戦うとかの作品で、わりと中国のキャストが多いとなれば普通の作品くらいで観てしまうかも。でも中国人は評価するだろうねってことです。

日本を舞台にしてて、日本人がどかどか出てくるんだから偏った評価になるだろうということです。普通の面白さだなあと思っても面白いと言っておかないと非国民と言われそうで…みたいな。よくわからないが。

あと、松田優作である。
本作での佐藤役のオーディションではショーケンや小林薫や根津甚八が残ったそうだが最終的に松田優作が選ばれた。その松田優作。本作のあと逝去し、そして伝説になった。
今でも根強くファンが残っていそうな松田優作ですが、個人的な感想としては「ブラック・レイン」は別にたいしたことないよなあと思っている。他の出演者たちのほうがまだ地に足付いた感じの演技してると感じる。安岡力也とか。

脚本や演出の問題もあると思う。あれでどう怪演しろというのかという場面ばかりだ。
最後の決戦で急に存在感だしはじめたが、そもそも悪役のキャラの立て方が弱いでしょうと思える。
そういった問題を抱えていることは確かだが、それでも松田優作が出ていたから伝説になったというのはあまりにも日本人視点かなあと感じる。高倉健のほうが好演してるでしょと思うし。

ちょっとまとまり無いが、リドリー・スコット監督作だけあって「ブレードランナー」の世界観を大阪にもってきたような色彩があり、不思議な作品になっております。まだ観たことない方はぜひ。

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