「ストーン」を観た。
ロバート・デ・ニーロ、エドワード・ノートン、ミラ・ジョヴォヴィッチ。
この3人によるサスペンスとなれば、それは観たくなりそうなもんだ。
でも何というか…どこをどう誉めようがあるだろうか悩むような映画。
強いて言うなら、超序盤の若夫婦のシーンくらいか…
ロバート・デ・ニーロは刑務所内で働く観察係?みたいな仕事で、仮出所審査にかけるかどうかを決めるため面談してる。エドワード・ノートンは早く出所したくてたまらない。ミラ・ジョヴォヴィッチはエドワード・ノートンの妻。出所のためなら何でもやる。
で、ミラ・ジョヴォヴィッチがロバート・デ・ニーロに接触するところからサスペンスはスタートするのです。ところが。
どうも雲行きが怪しくなるのは、エドワード・ノートンが宗教に傾倒するとこらへんからだ。それが意図的なのかどうもわからなくて、そしてミラ・ジョヴォヴィッチがロバート・デ・ニーロに対する態度もあやふやというか…ときどき本気なのかどうかわからなくて。それと最大のわからなさが、ロバート・デ・ニーロの序盤のシーンとの関連はいったい何なんだということで。
ストーリーがちぐはぐ過ぎるんだ。どいつもこいつも喋ることが適当で、何を伝えたいのかがはっきりしない。
それにしても、ロバート・デ・ニーロの当たらなさ加減はひどいな…もう何十年もこんな感じだろう。