松本清張全集15

けものみち

松本清張全集15「けものみち」を読んだ。

面白かった。すごいボリュームでした。
ドラマは見てないけど、嫁に聞いた感じではちょくちょく脚色されていたようですね。しかし米倉涼子か…?とは思う。

これは以前読んだのはいつだったろう。小学生とか中学生のころに二?三回は読んでいると思う。でもそれ以後読んだ記憶がないので、かなり久しぶりだったということだ。

子供にはですねーちょっと刺激の強い箇所もあったような。
でも今になると何でもないレベルでしたが。

昭和37年1月?昭和38年12月に週刊新潮に連載。二年に渡って週刊連載だとだいたい全100回すか。すげえなあ。

松本清張は推理小説と社会小説の両方に拡散していくのだが、この「けものみち」はその両方のエッセンスがあるような作品だ。
そのせいで中途半端な印象もあるにはあるが、エンターテインメントとして楽しめるものになっていると思う。

ちなみにタイトルについては、「カモシカやイノシシなどの通行で山中につけられた小径(こみち)のことをいう。山を歩く者が道と錯覚することがある」と冒頭で定義されている。錯覚したのは主人公民子か刑事の久垣か。

いずれにしろ、たいしたタイトルだと思う。
しかし松本清張全集をすべて読破するのはいつになることやら。

 

けものみち (上) けものみち (上)
松本 清張

けものみち (下) 黒革の手帖 (上巻) 黒革の手帖 (下巻) わるいやつら〈上〉 わるいやつら 下    新潮文庫 ま 1-9
by G-Tools

関連記事

虚貌 雫井脩介「虚貌」を読んだ。 バイト先の人に「これは面白い。読み出したら止まらない」と言われ、貸してもらった本だ。俺にとって全く無名の作家というか、...
女王様と私 歌野晶午「女王様と私」を読んだ。 好き嫌いがはっきりわかれそう。俺は面白く読めました。(ちょっとだるいところはあったけども) 全体的な大...
手紙 東野圭吾「手紙」を読んだ。 なかなかの力作。一気に読んでしまった。仕事の行きと帰りの電車の中で読むのだけど、ずばり行きと帰りでほとんど読み終え...
松本清張全集8 松本清張全集8「草の陰刻」を読んだ。 二段組、400ページ超。 すごいボリュームだった。いつまでたっても物語が終わらないんじゃないかという錯覚を...
松本清張全集1 「松本清張全集1」を読んだ。 収録されているのは「点と線」「時間の習俗」「影の車」である。 「点と線」「時間の習俗」それぞれ、アリバイトリックも...
東京物語 奥田英朗「東京物語」を読んだ。 面白かった。軽くて楽しんで読めた。 まあよくある、著者の若いころのほろ苦い青春記、という類ですが… これは...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です