「パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間」を観た。
ケネディ暗殺事件当時のエピソードをリアルに繋ぎ合わせた構成。「JFK」とはまた違う、推理や陰謀の話ではない作品。さながら「ER」のようなスピード感で、多層的に人物とエピソードを紡ぐ構成なのだ。
一部始終を偶然撮影していたことで後年有名になるザプルーダー、ケネディの延命治療を行った医師たち、遺体を何が何でも連れていこうとしたシークレットサービスたち、そしてオズワルドの兄。わずか数時間の間に様々な事柄が交錯したのだ。とんでもない混乱だったのだろう。
全体的にドラマ的なストーリーがあるわけではない。むしろドキュメンタリ番組のようでもある。役者は達者で、ポール・ジアマッティは本当に安定感ある。トム・ハンクスの息子とかマーシャ・ゲイ・ハーデンとか。
そもそもケネディ暗殺ものに興味ないとどうにもだとは思う。「JFK」を観てから観ると面白いかもです。
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