テッセラクト

「テッセラクト」を観た。

The Tesseract

2003年の作品。ジョナサン・リース=マイヤーズ主演…ということだが、そこまで主演でもなかった。
28日後…」の脚本家と、「the EYE 【アイ】」の監督が組んで、なんでだか日本の資本がガツンと入っているらしい映画。

タイのとあるホテルが主な舞台で、そこにマフィアやらドラッグやら色々を絡めた話。
時間軸が少しずつずれて描写される。おそらくこれが最大の売りになっているはず。同じ時間帯に別の人物はこのような行動をとっていました的に細切れに描くことで、観客は全体の繋がりを把握できて、因果応報とかを知ることができる。ザッピングして観てるような感じで、サウンドノベル「街」をそのままに映画にしたような感じである。

とてもけしからんのは、最初の最初にまるでSFというかマトリックスの風味を効かせて、なんか理詰めじゃないですよ的に提示していること。時計がとまると何かが起こるみたいな、そういう過剰な意味のない演出が多いこと。

後半になるに従い、単なるクライム・ムービーを細切れに繋いでるだけということがわかってくる。ジョナサン・リース=マイヤーズも別に救われるわけでもない。題名のテッセラクトとは、四次元超立方体のことで、この映画でも最初にテッセラクトとは何ぞやみたいな話をしてくる。サイコロの展開図は三次元の人には理解できるが、サイコロ状のものがサイコロ展開図のように連なっている場合、それを組み合わせるところを想像できるのは四次元の人だけだ。

しかし、それは映画にはまったく関係のない話である。この映画で何が問題だったかって、あのアジアの盗人少年ですよ。あいつがトラブルメーカーでしかなく、そこに三次元も四次元もないのだ。あの心理学者かわいそうすぎだろ。

なんかどうにも、どうでもよいことを煮詰めすぎて意味がわからなくなってしまった、みたいな話でしたね。
正直、これを観るくらいならジェシカ・アルバの「アイズ」のほうが良いでしょうね。ジェシカ・アルバが出てきますし。

 
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