BG、あるいは死せるカイニス

BG、あるいは死せるカイニス

石持浅海「BG、あるいは死せるカイニス」を読んだ。

前から題名が気になっていたが、読んでなかった。
読んでみると、なるほど石持浅海クオリティである。

女性社会で、男性はすごく少ない。女性が途中で男性に性転換することでかろうじて人類が存続できてる世界。

ときどきあるが、このような(パラレルワールドとも違うか)仮想世界で、物語が進行するのだ。もしもボックス小説という感じだ。

女性が性転換することに大きな秘密はなくて、それが当たり前となっている世界。その設定のうえで、ミステリー。
風変わりだ。

そしてミステリー部分も、石持浅海クオリティ。
皆が人道的で、理系にディスカッションがあって、物語が解決していく。

 
変わった作風だが、ほとんど読んでいることを考えると嫌いじゃないのかもしれない。
あっという間に読めて、暇つぶしになった。

 

関連記事

人柱はミイラと出会う 石持浅海「人柱はミイラと出会う」を読んだ。 実に石持浅海クオリティ。連作短編集だがそれぞれしっかりトリックを織り込みましたって感じ。 題...
君の望む死に方 石持浅海「君の望む死に方」を読んだ。 登場人物から構成、装丁まで「扉は閉ざされたまま」のシリーズ本。 なかなか面白かったとは思う。どう終わらせる...
扉は閉ざされたまま 石持浅海「扉は閉ざされたまま」を読んだ。 久しぶりに買って読んだのだ。書店をぷらぷらしてて目に飛び込んできた「このミス」2位の売り出し文句。それか...
顔のない敵 石持浅海「顔のない敵」を読んだ。 ああ…また石持浅海を。なんで読むのかね俺は。 楽だからだろうなあ。松本清張全集を連続で読むのは辛い以外の何者で...
アイルランドの薔薇 石持浅海「アイルランドの薔薇」を読んだ。 なかなか。すげー面白いとまで行かないが、そこそこ。 石持浅海のアベレージというか、水準がだいぶわかって...
セリヌンティウスの舟 石持浅海「セリヌンティウスの舟」を読んだ。 やはり石持浅海クオリティ。 考えてみたら多作で同じクオリティを叩き出すんだから、たいしたもんかもしれ...