東野圭吾「時生」を読んだ。初出では「トキオ」らしい。
わりと面白く読めた。と言っても、本来の、東野圭吾作品を読む動機にはならないと思う。
動機って言い方は変かもだが、やはり本格ものを求めているのでこういう「爽やかな」感動ものというのは評価が難しい…少なくとも感動はしなかった。しかし面白く最後まで読めた。一番最後の行の台詞は良いと思ったし、何より読みやすい。
これはあれですね、あと10年とか15年とか経ってから読んだらもっと感慨深いのかもしれないな。
20代のころを懐かしめる、という意味で。
どうだろうな。東野圭吾としておすすめはできないが、単に読み物としては良いと思いますよ。