地の骨

松本清張全集16「地の骨」を読んだ。

なんとも…不思議な話。
殺人事件が起こるわけでもない。(最後の最後に死人は出る)

ある大学の助教授(主人公その1)が、入試問題の草稿をタクシーに忘れてしまうところから物語は始まり、それを届けてくれた善意の人がいて、例を言うため訪問するととんでもない美人実業家で、それでお付き合いがはじまって…という話。

と、

その大学の理事は銀行に隠し財産を築いている。それなのに授業料を値上げしようとして、反発運動が起きて、それに乗じて理事を追い落とそうとしてる男(主人公その2)がいて…という話。

と、

銀行の支店長の息子は、とんでもない美人実業家と付き合ってたんだが、主人公1のせいで振られて、嫉妬して、宝石とか裏帳簿とか盗んでしまったり、大学の理事が築いた隠し資産の情報を主人公2に教えたり…という話。

てなストーリーが絡んでいくわけです。
そこそこ面白そうなもんだ。

だが、読み終わって感想はというと、「面白くも面白くなくも、ない」てなところで、「長すぎる」というものだった。
なげーよ。通勤時にしか読んでないとはいえ一週間くらいかかった。

 
誰が主人公なのか、はっきりしないんですよね終盤まで。なんか誰を応援していいのかわからない。
とんでもない美人実業家が主人公なのかと思わせておいて、そうでもない。また何か狙いというか裏がありそうでいて、そうでもない。ただ美人の実業家なだけだった。

これが非常に残念というか。

 
あと、大学の理事も何か巨悪というか裏がありそうでいて、まあ裏はあるにしても脇役にすぎないところが残念だった。

 
事件性が何もないわけだ。最後の最後で痴情のもつれの殺人事件って…一週間も読んできて結果がこれかい、と驚きだった。
連載途中で少しずつ変わったのかなあ?
ちょっと解釈が難しい。

 
ドラマとして感じるのならば、まあよいんじゃないでしょうかね。
いっぽん筋が通ってるかというと…

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1件のコメント

  1. 土曜ワイド劇場で、1980年3月放送されています。とんでもない美人役は当事の日本一の美人女優が演じていました 。BS朝日や日本映画専門チャンネルにリクエストしていますが、放送してもらえません。一緒にリクエストして下さい。とんでもない美人を見ましょうよ。

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