「キック・アス」を観た。
観終わってみると、なんか色々詰め込みすぎだとは思った。
けど面白かった。いろんな意味で。
最初は、ヒーロー(特にスパイダーマン)を意識してヒーローになりたい若者の話で、YouTubeをとっかかりに人気が出るあたりでコメディっぽいのかなと思っていた。でもなんかスロースタートだなあと感じていた。
途中でニコラス・ケイジの親子が出てきて銃を娘に打つかねびっくり、という場面が登場してからは、どうも群像劇っぽなあとも思えて、これは何だか面白そうだねという気がしてきた。なんか深いドラマなのかいなと。ヒーローになりたいって人が世界中にいたりとかね。
で、さらに少し進んで、ヒット・ガールがいよいよ登場というところで、うわーなんだこりゃーというくらいの、ゴア表現がポップに描かれるのである。これはとても子供に見せられない映画ですよ。(このポップ加減が、若干のロドリゲス臭を感じさせた)
このゴア表現を皮切りに、かなりスピードはあがる。最後は空飛んでるし、なんかかっとんだ映画に仕上がっている。
そうか、ヒーロー映画だったんだね、という。
でもそこまでに至るのは若干長いかなあ。もう少し「これはヒーロー映画です」ってやってくれるといいのだが。
結構面白かった。でも子供に見せちゃいけない。
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